ラヂオの時間のrinのネタバレレビュー・内容・結末

生放送のラジオ局が舞台。ごく普通の恋愛物のラジオドラマが、登場人物の色々な都合で生放送中にもかかわらず壮大なストーリーへと書き換えられていくというお話。
舞台がラジオ局からほぼ動かないのに飽きず、話が進むごとに見入ってしまいました。
「妥協して、妥協して、自分を殺して作品を作り上げるんです」というプロデューサーのセリフはものすごく心に響いたし現実ではそうなることの方が多い世界なのだろうけど、今回の結末はそうでなくてよかったです。映画っていいなと思いました。
あと、俳優さん達のアドリブってかっこいい！
最後の、リスナーの運転手さんが局へ来て大げさな涙で感想を伝えるシーンは、とっても感動したけど笑いそうにもなって、不思議な感覚でした。