レオ

ラヂオの時間のレオのレビュー・感想・評価

ラヂオの時間(1997年製作の映画)
3.3
三谷幸喜監督の十八番、安定した群像劇。
表に出てこないラジオ番組の裏側では何が行われているのか?
ラジオって文化が私には無いので(好きなアーティストのオールナイトニッポンしか聞いて来なかった人生)『ラジオドラマ』というのがとても新鮮!
一人の出演者の我が儘を叶えたら、他の出演者からも要望が次々と出てしまい生放送なのに台本とは全く異なるストーリーへ進んでしまい大変なお話。

冒頭にキャラクターがワーッと出て来ますが、話しが進むにつれてそれぞれの仕事への熱量が初めの印象と比べてあべこべになっていくのが面白い。
皆さん豪華なキャスト陣ですが、梶原善さんのコミカルな動きに惚れ惚れしました。
唐沢さんがいいとこ独り占めです。
何より、ラジオならではのSE作りがとても楽しくて勉強にもなる!
皆自分に与えられた仕事をプロとしてやり遂げるから結果的にハッピーエンド。
コメディ調ですが、それぞれ自分が自分が!の結果故なので爽快よりシニカルめです。


古畑任三郎好きには是非観て欲しい!
だって!
桃井かおりの『おたかさん』が!!
出てる!!!
レオ

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