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ヘアスプレーのcrnのレビュー・感想・評価

ヘアスプレー(2007年製作の映画)
3.0
人種だけでなく、容姿や性別でも、自分を縛ることなく生を表現して楽しもう!というテーマは分かりやすく伝わってくる。そして役者たちの技量や熱量、魅力も見える。

ただ、作品としては、文脈が一方から整えられている印象が強い。また、ミュージカルとしては、この作品や各キャラクタを代表する旋律も歌詞も見つけられず。歌が重なって世界の重層性が見えていくような仕掛けがないのは、作品の根底が白人の単一視点によっているからか。そして、主演を食い気味なザック・エフロンと、ジョン・トラボルタを母として使うのは誰へのサービスなのかと思ってしまった。
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