鯖

ヘアスプレーの鯖のレビュー・感想・評価

ヘアスプレー(2007年製作の映画)
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感想が長くなりましたが「🌟」以降が本題です。
人気番組『コーニー・コリンズ・ショー』に魅了され、周囲に反対されたり仲間の番組が打ち切られても踊ることを止めない少女の物語。番組が差別に対し変化する過程に貢献した。物語の後半にかけて曲がどんどん好きになる。舞台となった60年代当時のボルチモアは、特に差別撤廃の動きが遅れていたという。黒人はテレビで踊れない。ビッグサイズの女の子じゃオーディションではじかれちゃう。変化の裏には必ず人々の勇気と行動があるんだなと改めて思わされた。自分が生きてるこの時代にも、行動してる人はたくさんいて、さめた目で見る人も多いけど「これがきっかけでどう変わるのか」という視点を常に持っていたい。🌟この映画が教えてくれたこと、60年代の街並みとファッションが全部可愛い。「常識が何?これまでが何?」という気持ちで自分が好きなものを貫く格好よさ。トレーシーが家を飛び出し一人でデモに加わった様に、何かを変えるには想いと行動が必要。わたしは英語を話す人間としてもっともっと勉強を深めなければならない。海外の映画もっと観たい。
ちなみに、ミュージカルが苦手です。人前で舞台に立つのは平気なのに、観客になると演者と自分の動と静の対比がむずむずしてなんか恥ずかしくて…。乗り切れない自分が恥ずかしいんですよね。それも日本人だから仕方ないって思ってきたけど、あんまり関係なくて単にわたしがこういう人間なんだと受け入れて楽しむことにした。私はどこに生まれても踊れないし歌えないけど音楽は好きって言ってただろうし。思い切って観始めて良かった。海外の映画にも視点を向けるきっかけになったfilmarksの皆さんに感謝してます!
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