停滞

アシク・ケリブの停滞のレビュー・感想・評価

アシク・ケリブ(1988年製作の映画)
3.8
色彩が豊かという感じではないけど、印象的。特に赤、自分の頭の中の概念的赤でなく、実存としてそこにある赤を示されたような感覚。音楽がbgmと重なって変な感じ。引き込まれるわけではないが、この世界観に唖然とする。
物語はあるんだけど、捉えられなかった。あらすじ読んでてわかる程度。これは微妙なラインだが、言葉で記述されるなり、映像として再構成されるなり、誰かの意図が介されなければ、作品は物語としての体をなさないんだと感じた。
というわけで初パラジャーノフは彼の遺作でした。
停滞

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