ガブXスカイウォーカー

イノセント・ブラッドのガブXスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

イノセント・ブラッド(1992年製作の映画)
3.3
《あらすじ》
美女バンパイア・マリーは悪党の血が大好物。吸血後には必ず獲物がバンパイア化する前に頭をつぶしている。今夜の獲物はマフィアのドン、サル・マルチェリ。しかし、とどめを刺しそこなったためにサルはバンパイアとして蘇生してしまう。マリーは刑事のジョーとともにサルを追い始めるが…。


良くも悪くもジョン・ランディスらしい、ゆるいB級ホラーコメディ。ダラダラしながら観るのにちょうどいいレベルだ。
CGが飛躍的に発達するのは同時期の『ターミネーター2』(1991年)や『ジュラシック・パーク』(1993年)からなので、今作の特撮やアクションなどはほとんど手作りなのが新鮮だ。
主演のアンヌ・パリロー(当時32歳)は『ニキータ』でブイレクしていたにもかかわらず、全裸は見せるわ、セックスシーンはあるわと実に魅力的だ。それだけで本作は充分なのかも。
でも、当時の彼女ならもっといい作品を選べたとも思う。模索中だったのだろうか? そんなアンヌも現在58歳。『ニキータ』以外の出演作品がほとんど話題になっていないのは残念である。