骨法十か条

ツレがうつになりまして。の骨法十か条のネタバレレビュー・内容・結末

ツレがうつになりまして。(2011年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

 おそらく「うつ病」というのは、もっと深刻であることもありそうですが。この映画ではツレは軽度のもので、決して深刻というほどではないような気がしました。それでも、「自分は必要じゃないんだ」とある事件を起こしてしまいますが。

 だらしがなくて、漫画も売れない奥さんのハルさんは。ツレがうつ病にかかったと知り「会社を辞めないと離婚します」と無理やり会社を辞めさせますが。何気にこのシーンが1番感動しました。そんな簡単に会社を辞めるという決断をさせてしまうハルさん、最高です。
 ただ、その後お金に困りますが。結構簡単に仕事が上手く行ってしまうのは映画っぽい感じでしたが。

 会社をやめたツレとそれを支えるハルさんの日常を繋げて見せてくれますが。どれもほのぼのしていて、よかったです。2人にたっぷりと感情移入できるもので、表情なんかを見てるのが楽しかったです。

 ただ、この内容で120分というのはチト長く感じました。この物語をどうやって終わらせるのか? と思ってみてましたが。結婚同窓会で、ハルさんが語るスピーチで感動させて終わるのかと思いきや。その後のツレの講演会なんかあったりして。果たしてそこまで描く必要があったのか? と思いますし。ハルさんの漫画のキャラクターが空を飛ぶあたりでえフェードアウトしてもよかったのではないかと思ってしまいました。
 それに、両親の美容室を訪ねる次男坊の描かれ方も雑に思えました。あのような描き方なら、描かなくてもよかったと思いました。

 うつ病にかかった人を支える人も、これまたどうしていいのかわからず、間に入る漫画でその気持ちを表現しているところなんか見ていて面白く。 
 忙しさのあまり、ツレに怒ってしまって。風呂場である事件を起こした後の漫画のふきだしが「ごめんね」で埋め尽くされているところなんか、迷っているのだとわからせてくれるいいシーンだったと感じたりしました。

 とはいえ、また観てみたい映画でした。