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チャトズ・ランドののんのレビュー・感想・評価

チャトズ・ランド(1972年製作の映画)
3.3


******アパッチ族のチャトと彼を殺そうとする横暴な白人追跡隊との間の闘いを描いた異色の西部劇*****



そのアパッチ族のチャトを演じるのがブロンソン。冒頭、酒場で酒を頼もうとしていたところ白人に目障りだとぶっかけられ…という滑り出し。
以降、チャドは追われる者となるのだけれど、実はドラマのほとんどは"追う側"の中で起こる衝突なのがミソ。

インディアン狩りに参加した男たち、それぞれの行動原理の違いが、緻密に描かれていてとても興味深いストーリーになってます。

中でも際立つのは、元南軍将校(ジャック・パランス)。正装して指揮をとったパランスのキャラクター。当初から微妙に揺れているように思えたのだけれど、それは彼個人の内面だけの問題では収まらないことが顕になってゆくくだりはこの映画の一番の見どころかもしれない。

とはいえ、もちろんチャド(ブロンソン)の存在ありき。出演シーンこそ少ないけれど、ハンターの眼と、ネコ科の動物のようなしなやかな動きと無駄のない筋肉美。