usi

プライドと偏見のusiのレビュー・感想・評価

プライドと偏見(2005年製作の映画)
2.6
原作未読。しかしイギリスの恋愛小説の傑作といわれる作品の映画化だと聞いてます。
勿論、過去何度か映像化されているのも知ってますが
それらすべて未視聴です。
あらすじはTV番組で紹介されたのでそこで知る程度のもので今作の視聴。
もともとが今の少女漫画の5割くらいが
この「高慢と偏見」のプロットを基にしたものじゃないかと思えるくらい
まぁよく見かける筋の話だと思います。
後は描かれてる時代背景とかキャラクターで差をつける程度かな…と。
で今作は18世紀の時代背景の描き方的には説明セリフが多く感じましたが
画的な部分では美しくかつ丁寧な物を感じました。
キャラも主要どころは立っていて良かったと思います。
ただ……誰もが知ってる話しと言うのが先行してる所為か
原作を知っているとかじゃないと
ちょっと情報が多すぎて時折ついていけないところがあったり
キャラの心理的なところが「は?何でそうなるの?」と思えるところがあったりします。
だってそうじゃん!という漠然としたこれはこういう話だから
と言う感じで押し通してるといいますか…
なので…ああ…どこか破綻を感じる少女漫画の手法のやつね…
という感覚で理解するしかありませんでした。
勿論当時の時代背景から来る価値観を元に構築しているので
今の感覚で理解しようとしても難しいというのは理解できます。
が…それでもこの時代にあってなおちょっと変わり者とかこういうキャラという部分が強い作品なので
まずはこの時代の価値観や感覚をしっかり見せてじゃないと
着いて行くのがやっとになりかねない…
ただただ少女漫画的な感覚で楽しめる方には
そんなこまけぇことはいいんだよ
感覚で楽しめるかもしれませんが…

しかし…すみません。ココで白状しますと…
実はこの後観たいと思ってる作品『高慢と偏見とゾンビ』を
きちんと楽しみたいと思って今作を観ました。
usi

usi