いわやん

ひとり狼のいわやんのレビュー・感想・評価

ひとり狼(1968年製作の映画)
4.3
市川雷蔵。

大映では、長谷川一夫の跡、勝新太郎とともに「カツライス」と言われ、人気を二分した。
勝とは同い年ですが、わずか37歳で亡くなる。

この作品、股旅もので
「人斬り伊三蔵」と言われる侠客。

孫八と、あるヤクザの一家で一緒になり、孫八に引っ付いてきた駆け出しの半次に、ヤクザの本質を説く。

ある出入りの助っ人に、因縁深い町に訪れる。

そこで、怪我した子供を手当して。
迎えに来た母親を見て、愕然とする。

伊三蔵が、どうして侠客になったのかが・・。

市川雷蔵のヤクザは、強さを感じるが、同時に哀愁も感じます。

強さでは、用心棒を一撃で切るところは、凄い迫力です。

弱さは、名乗ることの許されない息子に話しかけるシーンの悲哀に満ちた表情。

とにかく、市川雷蔵の魅力満載の作品です。

あと、孫八役の長門勇もイイ仕事してます。
いわやん

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