ひとり狼の作品情報・感想・評価

『ひとり狼』に投稿された感想・評価

3.4

スカパーにて。
雷蔵主演の股旅物だが、面白いのがストーリーテラーとして長門勇演じる股旅の存在。ニヒルで寡黙な雷蔵演じる伊三蔵と、同じく仁義に厚い孫八(長門)の対比が他に無い語り口でユニークだね。

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雷様の元カノ小川眞由美、現在の小川眞由美に言いよる小池朝雄という設定の全てが嬉しい。「雷様の関係者」的な顔で語る長門勇のドアップ冒頭のドキュメンタリー感。
あ
4.0
ドキュメンタリーみたいな序盤の語りのシーン長門勇がちょいちょいカメラ目線になるので笑ってしまう。
雷様の規則正しい生活、魚の骨は懐紙に包んで持って帰る。

任侠映画で描かれる渡世人の作法がとても興味深い今日この頃。印象的だったのは草鞋を脱いだ旅先での食事シーン。同じシーンを描いていても、個人的には「昭和残俠伝 吼えろ唐獅子」の健さんの方がしびれてしま…

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市川雷蔵映画祭 刹那のきらめき

年間500本とも言われる名画座巡りの先達、快楽亭ブラック氏が雷蔵作品で本作が一番のお気に入りだそうで‥
みんなにそれぞれ通すべき筋目があったなぁ‥
ラストには「おじちゃん」ではなく「お父ちゃん」と言…

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品のある所作、雪の雷蔵が沁みる。これだから股旅映画はたまらない。

市川雷蔵映画祭
股旅映画の最高傑作。旅人長門勇の回想形式で描かれる、旅人の雷蔵。食事を終えた後、魚の骨を懐紙に包んで懐に入れる、さりげない仕草が、礼儀正しい人柄を表現している。

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