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マッチ工場の少女のcollinaのレビュー・感想・評価

マッチ工場の少女(1990年製作の映画)
4.0
やっぱり、私はカティオウティネンが美しいと思うのです。
あの眼が。
底辺ではない底辺のような生活のなかで、やっぱりそれでも、生きていくイリスは
手段は選ばなかったけれど、強い女性だった。

イリスの、カティの、あの笑み好きだなぁ。

男の独裁的な家庭、天安門事件と、社会への皮肉。

相変わらずの音楽。かっこいい。切ないどころか、可笑しさが勝り笑えてしまう。

決して、王子さまが助けに来るわけでもないし、
ミラクル的なものが起こるわけでもない。人間の一生は淡々と進んでいく。

どんなに、辛い状況にあっても、どこか可笑しさを含むのはカウリスマキらしい。

やっぱり、カウリスマキは好きだ。
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