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甘い生活のarisakkのレビュー・感想・評価

甘い生活(1959年製作の映画)
4.4
デカダン、ニヒリズム、物質主義。どれも好きな題材。自分の思想とは全く異なるとしても、こういった考えが忽然と湧き上がることがあるから。最後に少女とは別の方向へと去っていくマルチェロ。彼らを隔てていたものは、膝にも達さない海だけなのに。

幸福を塗り替え続け、不幸へと押し下げる愚かさ。楽観主義への冷ややかな目。不幸の責任は環境へ投げやり。馬鹿馬鹿しい。
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