タクマ

クレヨンしんちゃん ブリブリ王国の秘宝のタクマのレビュー・感想・評価

3.6
福引きでぶりぶり王国への旅行を手に入れた野原家。喜んで旅客機に乗り込んだ一行はその先で謎の組織ホワイトスネーク団に襲撃される。ひろしとみさえと離ればなれになったしんのすけは自分と瓜二つの少年とであう。
劇場版クレヨンしんちゃんの第2作。原作者である白井先生の要望では「本作はインディージョーンズ風に」と言う物があったらしく古代の秘宝とそれにまつわる魔法がお話の肝になってます。1作目から明らかに画力の質は向上した上で中身はシンプルで入り込み安い。
派手なアクションと笑いに初期のクレしん映画ではお約束である良いキャラしたオカマの登場など手堅いアドベンチャー物としてしっかり楽しめます。
本作のゲストキャラであり劇場版クレヨンしんちゃんの初代ヒロインにあたるルル。後々のクレしん映画にも個性的な女性キャラは沢山出てきますがルルはその元祖。しんのすけと瓜二つの王子に使えていて彼だけでなく事件に巻き込まれた野原一家を守るためにキッレキレの格闘術で戦う姿は凄くカッコ良くてしんちゃん目線で見ても頼れるお姉さんキャラなのは間違いないんだけど実は意外とボケキャラなんじゃないかっていう1面もあったり「笑」このルルのキャラクターがその後の映画版のヒロイン達にも影響を与えたのかなあとも思ったり。何気に終盤に出す蹴り技とチャイナドレスから格闘ゲーム「ストリートファイター」に出てくる春麗のオマージュキャラなんかな?と感じた。まだまだ深いテーマ性とかは無いけど昔のクレしんっていうエモさが残ってた頃の作品で十分に満足できた。映画版クレしんマラソンまだまだ続けて行きますよ~
タクマ

タクマ