Jeffrey

モーターサイクル・ダイアリーズのJeffreyのレビュー・感想・評価

3.0
‪「モーターサイクル・ダイアリーズ」‬
‪冒頭、1952年、23歳の医学生エルネスト。先輩とバイクで南米大陸横断する。それは1万kmの冒険、長い旅路。風光明媚な大自然を駆け抜けて、その先に…本作はあのセントラルステーションで金熊賞を受賞したW.サレスが当時イニャリトゥのアモーレペロスでデビューし、‬ ‪キュアロンの天国の口、終わりの楽園で世界中で人気を得たG.G.ベルナルが主演を務めた誰もが知るチェ・ゲバラの青春と冒険、壮大な旅を描いた04年ブラジル映画で久々に再鑑賞した。物語は医学生と放浪学者の2人がアルゼンチンからパタゴニアへ、アンデス山脈を抜け、アタカマ砂漠を通り、カラカスへと‬ ‪遥かな距離を旅し、その合間に起きる様々な事柄を映して行く。にしても行く当てを定めず、足を運んだ先の知識や地理も分からないで、よくも計画したなと本作を観て思った…がこの映画を見て彼の生まれた土地や生きた街をこの目で見たいと思ってしまった。だが映画の様に情熱的に貧しい旅行だなんて今の‬ ‪時代する人は少ないし、相手がいる事だし…だが揺ぎない絆を持ってる人はごく僅かな自分には中々難しい。本作の2人は正に映画的には素晴らしい信頼関係を築いてる…だが実話なのだからやはり羨ましい限りであって。インカ帝国、マチュピチュ、インディオとの触れ合い、ハンセン病患者との関わりを映し‬ ‪あのロードムービーのセントラルステーション同様に本作はロードムービーであって重みと深みがある。そしてあのアマゾン川の神秘的な絵面には感動しかない。より本作を楽しむ為に歴史知識のリサーチをお勧めする。この壮大なラテンアメリカを映すロケ地撮影は困難だったと思うが素晴らしい作品になった‬
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