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狩人の夜のmeiのレビュー・感想・評価

狩人の夜(1955年製作の映画)
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チャールズ・ロートン監督!ビリー・ワイルダー監督の情婦で主演の弁護士役を演じてたので覚えてた。この1作だけ監督をしたらしい。

ロバート・ミッチャムがダークヒーローで、特徴的な帽子で両指にLOVEとHATEのタトゥーをしてるっていう怪しい伝道師をやっている。

リリアン・ギッシュ(サイレント映画時代の大女優!)が孤児たちに話す神話にヘロデ王の幼児虐殺の神話があるから、それがこの映画のベースとしてあるのかな。ジョンは船を使って川を下って逃げるし、そのシーンで本当の動物のショットが次々入るのでジョンはモーゼを意味してるのかなと思った。

リリアン・ギッシュのクーパーさん以外の女性の登場人物が尽くロバート・ミッチャムに惚れて彼の本質を見抜けておらず、成人した男性達もジョンの助けにならず役に立たない人たちだった。
特に、ジョンとパールのお母さんウィラにロバート・ミッチャムとの結婚をゴリ押ししていたおばさんがいるんだけど、最終的に手のひら返したようにロバート・ミッチャムの絞首刑を望んでたりして一番こわかった。
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