なすび

狩人の夜のなすびのレビュー・感想・評価

狩人の夜(1955年製作の映画)
5.0
ペドロ・アルモドバルが生涯最高の映画として挙げてた!

個人的にロバート・ミッチャムの顔がメチャクチャ好み😳あの眠たげな目!ケツアゴ!ばり低い声!この三点セットがあればそれはミッチャム💥
最初は悪魔が取り付いたみたいなミッチャムに骨の髄まで震え上がる!二枚舌の嘘八百、それは全て神のため教会作るためだと信じてる(のか、演技なのか…)
しかし中盤以降おドジなミッチャムが垣間見える!地下室では転がったビンにすってんころりん、川に追いかけるところでは泥に滑り目と鼻の先の子どもたちを逃してしまう!さっきまでの怖さどこ行ったミッチャム⁉️こ、こんなの…萌えちゃうじゃないのォォォ!!!

さて後半はリリアンギッシュの活躍どころ!
私もリリアンギッシュにお尻ぺんぺんされたいなぁ…そして、あの!可憐な!少女というイメージだった!リリアンギッシュが!銃を構える!その様が!メチャクチャ!かっこいい!私もリリアンギッシュに守られたいなぁ

ミッチャムが捕まると、お父さんを思い出したジョンは「お金がいるならあげるから!」と泣いて駆け寄る。ジョンにとってはお金じゃなくてパパとの約束が大事だったんだなぁ、だから別に誰かを貶めたり罪びとにはしたくなかったんだろうな。
愛(LOVE)と憎しみ(HATE)は紙一重で、愛しているからこそ憎しみが一層募ることがある。でもジョンは愛するお母さんを殺されたけどそれを憎しみに変えずに最後までミッチャムを救おうとしているところが人間のあるべき姿だなぁと思ったり、、、

両親を失った孤児が悪い大人に立ち向かう構図、完全に私の大好きな小説、レモニースニケットの「世にも不幸なできごと」シリーズを思い出しました!
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