sonozy

狩人の夜のsonozyのレビュー・感想・評価

狩人の夜(1955年製作の映画)
3.8
英国出身の俳優チャールズ・ロートン(『情婦』主演)、唯一の監督作。

1930年代、大恐慌時代の米東部ウェストバージニア州
自称・伝道師。実際は金のありそうな未亡人を狙う殺人鬼ハリー(ロバート・ミッチャム)が主役のフィルム・ノワールなサイコ・ホラー。

刑務所で同室だったベンという男(死刑判決)が強奪した1万ドルのありかのヒントを寝言で言ったのを聞いたハリーは、出所後、未亡人となったベンの妻と2人の子供に近づく。。。

伝道師風の衣装で、右手指にLOVE、左手指にHATEとタトゥーを入れ、"愛"と"憎しみ"はいつも張り合っているが、最後は愛が勝つ的な寓話をほざいたりしつつ、ターゲットを追い込むハリー役のロバート・ミッチャムが適役。
"スリーピー・アイ"と呼ばれたあの眠そうな目つきが利いてます。(このビジュアル通り)

※『ドゥ・ザ・ライト・シング』の「LOVE」&「HATE」リングの元ネタで、スパイク・リーはこの映画が大好きみたいです。

1992年 アメリカ国立フィルム登録簿入り。
sonozy

sonozy