こたつreboot

ズーランダーのこたつrebootのレビュー・感想・評価

ズーランダー(2001年製作の映画)
2.8
★ オレンジ・モカ・フラペチーノ!

「コメディが観たい」と家族が言うので、本作をチョイスしたのですが、鑑賞後に「あなたの審美眼には期待できない」と言われてしまいました…。あー。違うの。違うのよ。笑いのツボは千差万別。本作だって続編が出来るくらいに面白い…はずなのよ。

その証拠に。
何故だか一緒に鑑賞していた愚息は大爆笑。
「キモイ、キモイ、ウゲラゲラゲラッ」と腹を抱えていましたし、僕も『2001年宇宙の旅』を彷彿させる場面や、ガソリンスタンドの場面、主人公の決め顔などは面白かったです。

ただ、映画と言うよりコントなのですね。
「こいつらアホや、アホや」と言いながら眺めることが出来る…そんな生温かい優しさが必要なのです。それに、字幕で鑑賞すると、映画と自分の間に薄皮一枚が挟まり、ダイレクトで感覚に繋がってこないのは洋画の短所(というか己の英語力を恨む話)。吹替えで観るべき…だったのかもしれません。

また、本作の売りのひとつに。
有名人がカメオ出演している…ということが挙げられますが、彼らを知らなければ楽しめませんからね。楽屋落ちと同じ。しかも、僕は人の顔を覚えるのが苦手なので…。

というか、高須クリニックの院長も仰っていましたが、世間一般的に美形ともてはやされる人は、全ての顔の“平均”に位置するそうです。だから、有名人の顔を覚えられないのは当然なのです。うん。

でも、デヴィッド・ボウイは分かりましたよ。
音楽界で偉大な功績を築き上げたアーティストが本作のような“おバカ”コメディに出て良いのか…と考えると複雑なものがありますが、コントですからね。ダウンタウンやとんねるずの番組と同じ感覚なのでしょう。

まあ、そんなわけで。
家庭内の信用を一瞬で失った作品。
…なので積極的にはオススメしませんが、コメディは相性が重要。地上波のコントをハリウッドで作ってみた、くらいの感覚で観れば…楽しめるかもしれません。そう考えると贅沢な作品ですね。