胸糞鬱不条理大好き

トガニ 幼き瞳の告発の胸糞鬱不条理大好きのレビュー・感想・評価

トガニ 幼き瞳の告発(2011年製作の映画)
4.5
とても冷静ではいられない。

光州インファ学校で起こった実話。
題名のトガニとは坩堝を意味するそうだが、揉み消され無視される逃げ場のない子ども達の状況・正義をとるか守るべきもののため目を瞑るか逡巡する感情模様は、まさにそれだ。

凄まじいのは、この作品の存在により事件が再調査され、トガニ法なるものが制定されたこと。

映画の中では、正義は完全に負けた。
これは単純に一つの事件の範疇に収まらない。
人間の私利私欲により事実が捻じ曲げられ、時代も人種も影響を及ぼす事のできない「正しい(人間としてあるべき姿)」という原則が侵害される事は、全ての土台を揺るがす。

だからこそ、それが正された事には一つの事件の処罰が覆った以上の大きな価値がある。
そのきっかけを作り出した監督や俳優陣には尊敬の念を抱く。
映画の失敗は、すなわち事件が闇に葬られる事。一生分のストレスを受けながら制作したそう。
それだけの使命感を持って作られた作品だからこそ、多大な影響力を持つものになったのだろう。


なんか真面目っぽい事言ってますが、結論ハゲデブジジイ×2とクソ天パとアホババアとその他諸々全員
ありとあらゆる拷問にかけてぶっ潰したいです!!!!!!!