『パラサイト』が韓国初アジア初のアカデミー賞作品賞ほか3部門受賞という快挙を成し遂げた。
やっぱり韓国映画の社会や政治への批評性すばらしいよね…と、内容からずっと観るの避けてたけど観ることにした。
主人公やミンスの設定、校長と行政長の瓜二つ双子っぷりなど創作部分の大仰さや演出のわかりやすさは気になりつつも、創作に変えても現実を追求しようとする作品の姿勢に引き込まれる。
組織ぐるみの性暴行、結果的に犯人の刑の酌量に加担した地域社会。
犯人の罪、社会の罪、罪を看過した者の罪。
実際の事件をもとにした映画が公開されて批判を呼び、再捜査と法律改正に繋がる。
そんなこと、今の日本にできるかな。
