その昔、人気絶頂だったSF作家・小松左京さんのベスツセラー小説が原作のこの作品。『日本沈没』や『復活の日』は既に鑑賞済みで感動した記憶が有ります。
しかし、この作品は未鑑賞でした。今回WOWOWで放映されたのを機会に初鑑賞しました。
既に他界してしまった俳優さんたちが勢ぞろいしている豪華メンバーの作品で当時、“オール・スター”と言う表現を使用したアピールが大流行の時代でした。
首都圏を厚さ2000メートルで直径50キロの霧状の雲が覆い外部と遮断され政治・経済の機能が停止してしまうパニックを描いたSF作品でした。
邦画のこの種の作品では登場するキャラクターの扱いがどうしても甘くなってしまうのが気掛かりに感じます。
主人公の電気技師やマスコミ関係者の家族などがあれほど展開の中心的な存在になりうるのか???私って本当に捻くれ者なの???
突然現れるストリート・ミュージシャンの松村冬風さんは懐かしいですが歌唱力はこの程度だったのか?人気絶頂の時はもっと上手に感じたものでした(笑)。
時代の古さを感じてしまうせいかもしれませんがこの程度の作品だったか??と言う印象でした。