ドリームキャッチャーのギズモバイルのネタバレレビュー・内容・結末

観ただけで原作者が判りすぎる作品。ノスタルジックSFスリラー。知人から「○○の××からエイリアンが出てくる（ネタバレ回避）」と聞いていたのでB級コメディかと思っていたけど、なかなかスリラーなテイストが出ており、演出のセンスは上質だったと思う。SK特有のオカルト要素をぶっぱなしてきて、「ああ、そういう作品なんだな」と錯覚したところにエイリアンの展開は巧い。

まあ、その後の展開は「観客のみんな、何も考えず俺についてこい！」的なSK節満載なプロットなので、客観的な指標で完成度が高いとは言い難いが、仮に映画の評価基準に「スティーブン・キング度」という指標があったとして、その基準で見るならば、この作品はかなり完成度が高いと思う。要するに、カルト的な良作。