TMC

ドリームキャッチャーのTMCのレビュー・感想・評価

ドリームキャッチャー(2003年製作の映画)
3.9
今週は目ぼしい新作もないし、花粉症と新型対策でおとなしく家映画。こんな時は現実を忘れてサクっとホラーSF映画でもと、キングファンながら原作も映画もスルーしてたこの作品を選んでみたらなんとある種のパンデミック映画で、すぐに現実に引き戻されるという。鑑賞直前にプラナリアのルックス(かわいい)をたまたまニュースで見てたのはよかった。何故かは作品を見ればわかります。
で作品は、キングお得意の「スタンド・バイ・ミー」「IT」的な郊外の少年グループが大人になって…なパターン。「ストレンジャー・シングス」「物体X」「寄生獣」的な要素もあって、もちろん嫌いじゃない。
リバー的だったり黒縁メガネだったりな子供たちのルックスとか、狙ってるなー。カットの切り替えで画面が右から左に動くフェード?効果とかも懐かしい。
とかからもわかるように、はっきりB級テイストなのがいい。無化調ラーメンとは真逆の、たまに無性に摂取したくなるタイプのジャンクさ。整合性なんかよりオモシロ優先なので胸焼け注意。
話は原作からかなり端折られてそうだけどしょうがないだろうし、スピード感は出る。ブラックユーモア満載なのも楽しい。何よりクライマックスの「僕、○○!」でオールオッケー。
TMC

TMC