イチロヲ

喜劇 セックス攻防戦のイチロヲのレビュー・感想・評価

喜劇 セックス攻防戦(1972年製作の映画)
4.0
セックス・コンサルタントに勤しんでいる男(山城新伍)が、性の悩みを抱えている患者たちを、あらゆる手管で治療していく。70年代初頭の東映が展開させていた、山城新伍主演の喜劇シリーズ。

ディキシーランド・スタイルの陽気な音楽に乗せて、健康的なエロスが繰り広げられていく。パンティを脱いだ瞬間に映倫マークが被さる、オープニング・クレジット(という名の額縁ショー)が愉快痛快。

今回の山城新伍は、性の悩みの専門家を目指している実直な男。不感症、色情症、不毛症など、多種多様な症状をもった患者と接触していく。東映ピンキーの常連女優が、威勢よく脱いでくれるところも嬉しい。

主人公の治療院で働く従業員(由利徹)、自由奔放な看護婦(杉本美樹)、忍術を会得した男(内田良平)が、野外セックスの「覗き連盟」に参加するくだりが最高に面白い。三原葉子の膣圧トレーニングが、今で言うところのライザップ。
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