青二歳

剣鬼の青二歳のレビュー・感想・評価

剣鬼(1965年製作の映画)
4.0
市川雷蔵の剣士もの。新東宝ホラーさながらの導入部。人獣婚姻譚のおぞましさは、不遇の落とし子である市川雷蔵の穏やかならざる運命を示唆する。
藩主の奥に勤める上はあるまじき私生児…この赤ん坊は養子に出され斑平と名付けられる。彼は無足のものとして、名高い花卉職人として平穏な日々を送っていた。しかし馬と並ぶ駿足(オイオイ…)から城に奉公のご縁が起きる。さらに浪人の居合の達人の妙技に憑かれ、花卉栽培の合間に修行を始める。
さらに暗殺のお役目を与えられ彼はますます剣技に魅了されてゆく…。狂剣を納めた寺で、血を吸う因縁の妖刀を手にする斑平。この市川雷蔵の目!!

いやー市川雷蔵かっこいいー剣術でなく居合の方。かっこいいんだこれがまた。
ロケ地知りたいですね、刀の血を洗う渓流に行ってみたい。
青二歳

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