正善院市法秀

江戸の小鼠たちの正善院市法秀のレビュー・感想・評価

江戸の小鼠たち(1957年製作の映画)
4.0
みんな大好き♥文子&いづみ祭【6】

初鑑賞。
芦川さんは長屋に住んでいてお茶屋で働く他人の意見に流されないしっかり者を演じている。
叱って貰いたい映画女優のベスト3に入るであろう芦川さんが、本作では津川雅彦さんにビンタを喰らわしてます。
まぁとにかく終始ひたすらに可愛い♪

勧善懲悪の時代劇というのは、のんびりと楽しめるのが良い。
また残念ながら直接的なからみはなかったが、親子・兄弟共演(兄弟のからみはあり)が大好物な私には魅力的な作品だった。

クレジットの途中で、お菓子の袋が開け辛くハサミを引き出しからだしていて見逃してしまっていたのだが、画が私好みで特にロングショットに目を見張るものがあったので鑑賞後に巻き戻して見てみたら、お気に入りの撮影監督である姫田真佐久さんだった。
こういったイレギュラーな気付きも映画の醍醐味の一つだろう。

そうそう、お上のお偉方を抱き込むには、飲ませる・抱かせる・つかませるの【三せる】に限ると永久不変の慣習を澤村國太郎さんが悪い顔をしながら手下であるやくざの親分にアドバイスをしていた。
正善院市法秀

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