いつまちゃん

ゼロの焦点のいつまちゃんのレビュー・感想・評価

ゼロの焦点(1961年製作の映画)
4.2
松本清張原作の
奥様が夫を探してあっちこっち電車移動する
ロードムービーミステリー。
基本悲しい話だが、
風景描写が見事で旅に出たくなる。
白黒で映し出された能登半島のノスタルジックな美しさよ。
忌まわしい過去を背負ってはどうにも生きていけない当時の女性の悲しさが胸に迫る。
ブルーリボン賞をとった高千穂ひづるさんの演技が凄まじいが
有馬稲子さんのやさぐれつつ愛に生きる女性の演じ方が1番スペシャルキュートで印象的。


火曜サスペンス劇場なんかでよくある
断崖絶壁での罪告白シーンは
この映画が原点なんだってさ。

私 耳がそんなに良くなくて
古い邦画だと何言ってるのかわからない
こと多いんだけど(黒澤明作品とか)
この監督の作品はどれも発音が明瞭で
聞こえてすごい見やすくGood。

しかしながら
点と線でも思ったけど
私 頭もそんな良くなくて
犯人に気付くながれがスンと理解できず
「???」だった。
ググってやっとわかった。
バカはつらい(´;ω;`)。