kazu1961

ドリームガールズのkazu1961のレビュー・感想・評価

ドリームガールズ(2006年製作の映画)
4.0
「ドリームガールズ」
原題「Dreamgirls」
2007/2/17公開 アメリカ作品 2018-082
再鑑賞

この作品も好きなミュージカルの一つです。
本作は1960年代のモータウンとシュプリームスの実話を基に(あるいはイメージ)したかのような内容で話題になりました。
そしてその背景にデトロイトの街、黒人差別問題が見え隠れするのもこの作品のテーマの一つですよね。
監督のビル・コンドンは「歌っている間にもストーリーが進んでいく」ことに拘った演出でなるほど、と思わせられます。
キャスティングも秀逸、デトロイトにレコード会社を立ち上げる豪腕の役にジェイミー・フォックス、サクセスストーリーを掴むドリームズのリード役にビヨンセ(ダイアナ・ロスのイメージなんですよね)、麻薬に溺れるベテランシンガーにエディ・マーフィーが起用されています。
そして何よりバックコーラスに降格させられて挫折の人生を歩む、新人のジェニファー・ハドソンの役どころと歌唱力が圧巻、アカデミー助演女優賞を獲得したのも納得です。
歌にのめり込んでストーリーがどんどん展開される、そんな引き込まれるミュージカルです。

81年暮れにニューヨーク・ブロードウェイで産声をあげた大ヒットミュージカルをオスカー受賞作「シカゴ」(02)の脚本家ビル・コンドンが映画化。60~70年代のモータウンサウンド隆盛期を背景に、3人の女性シンガーたちのサクセスストーリーとその後の人生が描かれる。主演はオスカー俳優ジェイミー・フォックス、ビヨンセ、エディ・マーフィ。第79回アカデミー賞最多の6部門8ノミネート。
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