オム

ドリームガールズのオムのネタバレレビュー・内容・結末

ドリームガールズ(2006年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

はぁーーービヨンセ芸術ーーー!!ってくらいビヨンセの骨の髄まで美しい芸術的な美しさを拝める。歌も当然の如く素晴らしい。なんなんだ?神に愛されてるのかな?
しかしジェニファーハドソンのソウルフル極まりない歌声にこれまた引き込まれる。鑑賞中ずっと画面内から放たれるいろんなものにドキドキしていた。実力グループの紆余曲折を観る物語だからファン目線で素敵ー!!って観てた笑

でも、ストーリーは深い。
黒人の歴史(特にデトロイトでの)が背景にあるので…わたしを使って!俺を使え!以上に、その背景には白人に媚びて売れていくのか!?という怒り。一見だんだん汚く見えるカーティスもこうでもしないと切り開けなかった、だから今の栄光がある、という事実…。根深い…ソウルフルなわたしを使わないのか!?というよりも、ソウルフルを否定するのはファミリーの否定でしょ!?っていうエフィーの叫びがあったのかなぁ…。この背景に注目しないでセリフだけ見てると、わたしがブスだから!?みたいなほうに目が入ってしまいがち…実際ビヨンセが芸術だからこそ。そしてビヨンセが歌唱力ないとか言われるんだからどんな世界笑そんな単純な話ではないんだなぁとしみじみ。

でも、わたしはどうしても、そこまで最後はやっぱ『家族』!みたいな終わり方するのに、途中あっさりバラバラになったの…??仲間ならもっと大事にして…仲間を…と思ってしまったのでストーリーは微妙に悲しくて苦手笑

しかしビヨンセのファッションもメイクも最高だったなあ、胸の下から足が生えてるみたいな骨格の美しさと言いため息が出る。大好きだ。
オム

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