芹沢由紀子

トゥルー・クライムの芹沢由紀子のレビュー・感想・評価

トゥルー・クライム(1999年製作の映画)
3.7
とても面白かった。
同じ死刑囚の映画で観たショーン・ペンの「デッドマンウォーキング」なんかよりも俄然面白かった。
死刑ってこんな感じで執行されるんだ。あと、確かな証拠もなく本人全否定でも、えん罪で死んでいくことがあるんだと(グリーンマイルとかも)改めてエグイと感じた。

死刑囚が、最後の時間を娘と過ごすシーンは、本当に心がえぐられつらかった。泣きまくった。
死刑囚と同じ年頃の娘を持つ主人公の記者は、自分の娘の扱いひどすぎて笑ってしまったが、娘からしたらかなり悲惨。
だけど動物園のエピソードがこの記者の生きざまをすべて物語ってるし、必要不可欠だった。

時間との闘いがとてもスリリングで、興奮する犯罪映画の傑作。
芹沢由紀子

芹沢由紀子