しゅんすけ

デンジャラス・ランのしゅんすけのレビュー・感想・評価

デンジャラス・ラン(2012年製作の映画)
3.6
「デンジャラス・ラン」

 NETFLIXで鑑賞。先日、ネトフリで配信が始まった「イコライザー2」を再鑑賞したら、デンゼル・ワシントンが強い映画を観たくなって本作を鑑賞してみました。

 「イコライザー」同様にデンゼルが今や反逆者となった凄腕の元CIA という設定で、ライアン・レイノルズ演じる新米CIAと逃避行をする話。悪人と一緒に逃げる映画といえば、「3時10分、決断のとき」という傑作がありますし、南アフリカという舞台なので、「第9地区」も連想しました。あと、CIAに黒幕がいるという話で、「ジェイソン・ボーン」シリーズ(特に3作目「ボーン・アルティメイタム」と番外編の「ボーン・レガシー」)っぽくもありました。

 「イコライザー」のほうがデンゼルのアクションに一定の型があり、殺しの描写にこだわりが感じるので、本作のは単調に感じました。あと、終盤になって、急に話のテンションを感動よりにするのも納得いかなかったです。一種の師弟ものみたいな感じにさたいのはわかるのですが。(「イコライザー」はその分、序盤でキャラクターのつながりをしっかり描くから、終盤も感動する)

 また、相手の心理を操る天才というデンゼルの設定が活かされるのもそんなになかったように思います。

 序盤のカーアクションはすごく迫力あったものの、なんか、「イコライザー」との比較ばかりで申し訳ないのですが、物足りない一作でした。