映画男

オペレッタ狸御殿の映画男のレビュー・感想・評価

オペレッタ狸御殿(2004年製作の映画)
3.5
すでに映画は死んだと悟ったか、カット割りとクローズアップをほとんど捨てた鈴木清順の開き直りは凄まじい。哲学や美学をすべて脱ぎ捨て、ただ純粋に娯楽を追求した結果そこに映し出されるのは紙芝居のような絵巻物語だった。満足げに「これでいいのだ」と言う清順の声が聞こえてきそうだ。それにつけても、チャンツィーがすごくいいんだな。
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