kazu1961

チャンプのkazu1961のレビュー・感想・評価

チャンプ(1931年製作の映画)
3.8
▪️JPTitle :「チャンプ(1931)」
ORTitle:「The Champ」
▪️First Release Year : 1931
▪️JP Release Date : 1932/07
▪️Production Country : アメリカ
🏆Main Awards : 第5回アカデミー賞
主演男優賞 脚本賞
▪️Appreciation Record : 2022-123 再鑑賞
🕰Running Time : 87分
▪️Director : キング・ヴィダー
▪️Writer : フランセス・マリオン
▪️MusicD :
▪️Cast : ウォーレス・ビアリー、ジャッキー・クーパー、アイリーン・リッチ、ロスコー・エイツ、エドワード・ブロフィ/、ヘイル・ハミルトン
▪️Review
ジョン・ボイド、リッキー・シュローダーの1976年度版リメイクは私にとっての号泣度No1作品!なんですね。とにかく子役のリッキー・シュローダーにやられてしまう作品です。
こちら1931年度版はそのオリジナル。泣かせようモード全開のリメイク版とは違って、起伏を抑え気味に心地よく親子愛を伝えていくような作品作りになっています(ラストはやはり涙ですが)。
それは登場人物に1人も悪い人がいないことや、第5回アカデミー賞で主演男優賞を受賞したウォーレス・ビアリーの美男子ではなくどことなく憎めない風貌とリメイク版のリッキー・シュローダーほとわざと泣かせにいくことなく子供のリーダー格で大人びたジャッキー・クーパーの演技にあるかと思います。
あとボクシングシーンは少しコミカルでした。サイレント時代からの影響かコマを早送りしてスピード感を出すのが却って滑稽にみえて、そのボクシングスタイルも1930年代なのか、ジャブやストレートはなく大振りのフックのみ、そしてディフェンスなしなのでコメディぽく感じてしまいました。
でもオリジナルならでの味とアカデミー賞脚本賞を受賞した素晴らしい脚本はやはり見どころありの作品ですね。

物語は。。。
かつてはボクシング界のスターでしたが、今はうだつのあがらない中年男。だが、彼には息子という宝物がありました。幼い息子は、父をチャンプと呼んで慕っています。息子の喜ぶ顔を見たいがために、彼は息子の期待に次々と応えてゆくのですが。。。

▪️Overview (映画. comより)
「秘密の6」「惨劇の波止場」のウォーレス・ビアリーと「スキピイ」「スーキー」のジャッキー・クーパーとが主演する映画で、「ビリー・ザ・キッド」「ハレルヤ」などとおなじくキング・ヴィダーが監督した。「秘密の6」「ビッグ・ハウス」と同じくフランセス・マリオンが書き下ろしの原作によって「運命の兄弟」のレナード・ブラキスンスが台詞と台本をものした。キャメラは「ビリー・ザ・キッド」のゴードン・エイヴィルがクランクしている。助演者は「染の唇」「少年世界」のアイリーン・リッチ、「ビリー・ザ・キッド」のロスコー・エイツ、「仮染の唇」のヘール・ハルミトン、「夜歩きパリ雀」のエドワード・ブロフィー等。
kazu1961

kazu1961