たつなみ

ボディ・ダブルのたつなみのレビュー・感想・評価

ボディ・ダブル(1984年製作の映画)
4.0
最近多忙でなかなか映画が観られない…。
悲しい…(T-T)

そんな中、本作は『高橋ヨシキのシネマストリップ』を聴いて無性に観たくなった作品。
皆さん指摘している通り、ヒッチコック作品へのオマージュとデ・パルマこだわりのエロ(笑)が堪能出来る。

正に『謎が謎を呼ぶ』展開で全く先が読めない素晴らしい脚本に引き込まれるが、同時に何とも言えない不思議な”ユルさ“がたまらなくいい味を出している。

毎晩豪邸のベランダでオッパイ丸出しのセクシーなねーちゃんがクネクネダンスを踊っていたりとか、主人公の三流役者(by 百田尚樹)のヘタクソな尾行とか、いちいち『なんでやねん!』とツッコミを入れながら楽しめる。

ヨシキさんも指摘している通り、おバカな展開に隠れてしまっているものの、前述した見事な脚本に加え、デ・パルマ流の巧みなカメラワークを堪能できたりと、実はとても骨太な作品だったりする。
(しかもオッパイ多め)

デ・パルマ作品ってあんまり観てこなかったからこれから追っかけてみようかな…。