湯っ子

ロード・オブ・ザ・リングの湯っ子のレビュー・感想・評価

ロード・オブ・ザ・リング(2001年製作の映画)
2.9
壮大なロケーションと素晴らしいCG、IMAXならではの迫力ある音響は堪能しましたが、やっぱり原作を読んでないとダメですね。お話に入れ込めなかった。たぶん、それぞれの旅の仲間たちにも背景があっていろんな事情がある中での旅であり、指輪の誘惑との闘いなのでしょうが、それがわからないので、誰にも感情移入できず。物語のダイジェスト版みたいに思えてしまいました。
キレイ・カワイイ・カッコイイの3Kが善で強くて、キタナイ・コワイ・キモチワルイの3Kが悪で弱いっていう世界観なのがわりと最初からはっきりしているので、闘いの場面も全くハラハラしない。実際、敵の動きめちゃ鈍いし。敵が毎回登場するたびガオーと吠えるのもちょっと笑っちゃった。でも、私がこの世界にいるとしたらたぶんあの地下でなんか掘ってるやつだと思うので、あんなに劣悪な環境で健気に働いてる人たちを思うとなんか切なくなりました。
少女の頃、「ネバーエンディングストーリー」を観て、最高!なんて面白いんだろう!と胸を躍らせた私…、どこへ行ってしまったのかな…、
湯っ子

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