前半はニュース映像を中心に太平洋戦争をざっとおさらい、後半は東條英機以下28人に対する二年間にわたった東京裁判の全容を駆け足に再現。
戦争に勝った戦勝国主導で敗戦国日本の戦争責任を裁く国際規模の裁判は前代未聞のスケールでとても興味深い。
アラカンが首相を演じてて貫禄が有りすぎていたのと、検事と弁護士の弁論がやけに芝居がかっていたのと、原告側の家族の描かれ方がいかにもステレオタイプな描かれ方をしていたのが気になった。
陸軍のトップの指揮によって沖縄が戦地になり全国の一般市民が空襲の犠牲になったこと、海軍のトップの指揮によって未来ある若者たちが敵艦隊に特効せざるを得なくなっていた事は覚えておきたい。
東京裁判の全貌を記録したドキュメンタリー『東京裁判』と合わせて見比べたい。