さかい

肉弾のさかいのレビュー・感想・評価

肉弾(1968年製作の映画)
4.0
なんで砂漠?なんで人がいるの?と
中盤は夢ともうつつともつかない不思議な話系かと思った。超泥臭い版81/2みたいな…
じょじょにすべて現実とわかった。恐ろしい

ラストが衝撃的。オチの意外さそのもの以上に、絵面がインパクト大
特攻をはたせず無意味に死ぬ(※はたしても無意味。念のため。)、とかはありそうだなと想像してたけど…



この2日で『独立愚連隊』『独立愚連隊西へ』『肉弾』を続けて鑑賞して思った共通点、
「馬鹿馬鹿しい命令でも・無意味な戦争でも、命令はやり遂げる。意地だから、責任だから」みたいな考え方。
そういうの戦後日本人にも好まれそう(?)に思えるけど、それこそが本当にダメだよなあ
バカな事に殉じる勇気より、無理な事・おかしい事には付き合わず、ぜんぶ投げ出す勇気のほうが尊いと思うよ…
さかい

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