超独特
かなりの異色作。
撮り方から表現、語り口、展開の全てが独特すぎる。なんだろうこの不思議な映画は…
落ち目のラーメン屋を舞台にした恋愛あり、喧嘩あり、人情ありの奮闘劇。なのだが、不思議なことにずっと西部劇チック。ストーリー仕立てがまさに西部劇を彷彿とさせる様な感じ。主人公はハットまで被っていて、流石に違和感を感じたが全体的にはよく馴染んでいる印象だった。
そしてなんか凄いエロい。所々に挟み込まれる人と人との接触や関わり合いの表現が濃密でいちいちエロい。ストーリーの本筋とは関係のない役所広司の話のところとか特にそう。生卵の黄身を口移ししあうシーンとか心を寄せている人の櫛で髪をとかすシーンとか記憶に焼き付くような刺激的なシーンが多い。