英語字幕で再鑑賞。
伊丹作品の中で結構好きな作品
ゴローとガンは長距離トラックの運転手。
ある雨の夜、二人は来々軒というよりラーメン屋に入るが、流行っているような店ではなかった。
そして、縁あって 女性店主・たんぽぽに乞われて、二人はラーメン屋の立て直しに一肌脱ぐことになるが...
ラーメン屋の立て直しに集まってくる男たち...元医師だったという食通の老人(加藤嘉)、命を救った富豪老人のお抱え運転手(桜金造)、たんぽぽの幼馴染の荒くれ者ピスケン(安岡力也)...が繰り広げる人情劇に加えて、本作には伊丹監督独特の仕掛けがあります。
ショートコントのような食に関するエピソードが、本編の所々にテンポ良く織り込まれていて、実験的な作風となっているのです。
中でも特に、役所広司演じる伊達男と愛人の生卵の黄身口移しは、何故なの...?と当時思いましたが、今見てもやはり不思議でした。
そして、このラーメン🍜ウェスタンを盛り上げるのは、やはり主役の山﨑努氏の飄々とした風貌と演技。
タンクローリーに乗って現れ、タンクローリーで去っていく...まさにマカロニウェスタン的な展開にピッタリのキャスティングでした。
※エピソードの一つで、今年他界された’津川雅彦‘氏が出演されています。