祝！800レビュー達成！
諸事情にて、結局いつも通りジャッキーレビューにしちゃった←
ジャッキー・チェン、全米大ブレイクの記念すべき一作！ クリス・タッカー共演。
ロサンゼルスで領事の娘が、誘拐されてしまい、香港警察のリー警部が単身ロスへ乗り込む。しかし、地元警察の黒人刑事カーターは、コンビを組むことに全く乗り気でなかったが、やがて2人に友情が芽生え始め...。
香港映画ならではのアクが完全に無くなり、ハリウッドメイドの王道アクションコメディに仕上がっているので、ジャッキー初心者の方には、まず今作をオススメしたい！個人的には、香港映画ならではのコテコテの味わいが無くなってしまい、少し残念だったけど。笑
ハリウッドの厳しい規制の為、ジャッキーのいつものデスウィッシュアクションは、身を潜めているものの、ストーリーテリングの巧さで、非常に楽しい作品に仕上がっています。
中華料理店での乱闘は、ジャッキーらしいバトルに仕上がり、クライマックスの決闘も、中国の国宝を守りながら、いつものジャッキースタイルのアクションを見せてくれています。
物凄いマニアックな事言うと『ポリス・ストーリー』の主人公である、陳家駒刑事が数々の任務の後に、その後アメリカへ渡ったと言う、裏設定で脳内補完して見ると、すごい楽しくなります。笑
クリス・タッカーが、若干うるさ過ぎる気もするけど、2人でダンスを踊ったり、中華料理のテイクアウトを突っつくシーンは、とても微笑ましい。
ラスト、ジャッキーの髪型が唐突に短くなるんだけど、ジャッキー映画あるあるで、多分この時は『ゴージャス』の撮影と重なったんだと思う。笑
実は、本来製作予定だった、イーキン・ツェンとの共演作品『サンダーアーム3』が没になったそうで、それはちょっと勿体無かった。その後『サンダーアーム』に代表されるアジアの鷹シリーズは、2012年に製作された『ライジング・ドラゴン』までかなり待たされることに。
ジャッキーが、今作の世界的大ヒットで一息つきたかったみたい。笑
何はともあれジャッキー・チェン主演作品では、『レッド・ブロンクス』を足掛かりに、ようやく今作で全米の人気者になれた！と言うエポックメイキングな作品！
まあ、ジャッキー本人的には、演出に全くタッチ出来ず、今シリーズはあまりお気に召して無い様ですが...。
ジャッキーのスゴいところは、その世代ごとの代表作があるところ！『酔拳』世代もいれば、自分の様な『プロジェクトA』『スパルタンX』世代、間違いなく『ラッシュアワー』世代もいるし、もしかしたら『ベストキッド』でファンになった子供たちもいるかもしれない...。
世代を超えてこれだけ愛されるスターってそうそういないし、アジア人でこれだけのスーパースターは、今後現れようが無いと思いますね。だからこそ、無理せず映画には出続けて欲しい...。
ジャッキーは、近年の政治的立場ですっかり嫌われ者になってるけど、俺は命ある限りジャッキーを応援するね！
その後、真田広之と共演したパート3までシリーズは続き、近年でもパート4の製作が予定されてたものの、その後全く話を聞かなくなったので、2人ともかなり歳をとったし、実現はもう厳しいかな...。
何はともあれ、家族全員で楽しめるハッピーアクションコメディです！
