誰もいない雪山でナチスゾンビに襲われるホラーコメディ。煽り文の「海に行けばよかった…」ってマジで言ってるし（笑）
あらすじ…
雪山の小屋に遊びに来た医学生グループ。その小屋の地下貯蔵庫で財宝のようなコインを発見。時を同じくして、小屋の外で蠢く人影を目撃。襲い来るナチスゾンビに囲まれた中、雪山から脱出を試みる話。
山小屋で何かに襲われる『死霊のはらわた』的なシチュエーションかつ、篭城しつつゾンビと戦うというゾンビ映画の定番な展開。でも、その後のオリジナルティ溢れるゾンビとのバトルが楽しいし、腸に助けられたり逆に腸が命取りになったりとか、脳みそボトリとかの笑えるグロ描写も沢山あって楽しい作品でした。中盤以降はずっと笑ってツッコミながら見れるナイスなゾンビコメディ。ジャケの人に『ブレイン・デッド』のTシャツ着せてるだけあるわ！
ナチスゾンビなだけあって、ボスのヘルツォーク大佐のもとで統制が取れてるので、医学生たちとのバトルシーンが面白い。ゾンビとは思えない笑える連携技を仕掛けて来ます（笑）医学生たちは、最初は襲われて逃げるだけだったのが、武器を手に入れて形勢逆転。ゾンビ相手に無双するシーンのアニメ的な楽しさが最高です。
噛まれたら感染してゾンビに仲間入りするっていうゾンビ映画のあるある設定も「ナチスがユダヤ人の子孫を仲間にするわけないだろ！」というネタにされてるのが面白いです。誰が死んで誰が生き残るのかの定石を外して来るから展開に意外性があるし、死に方もアホすぎて笑えるものが多くて見てて飽きません。
本作も面白かったんですけど、続編がめちゃくちゃ評判いいのに今のところ日本版が出てないのが残念…。
