このレビューはネタバレを含みます
侯孝賢鑑賞会④
貧しい家族の切ない話オムニバス
「坊やの人形」
精神的に追い詰められていたのだろうから同情の余地はあれど、妻に対してモラハラ気味の夫にハラハラした。でも、あそこで坊やの人形であるこ…
台湾ニューシネマの始まりだと言われている一本。
1983年にきて、『風櫃の人』が公開された年でもあり、侯孝賢が我々が知っている侯孝賢として成熟した年でもある、ということは『坊やの人形』を見れば明らか…
このレビューはネタバレを含みます
下記三作の短編集。
・坊やの人形
・シャオチの帽子
・リンゴの味
随分前にディスクを買ったものの、短編集である事を知り、なかなか手が出ていなかった映画を数年越しで、ついに鑑賞。
台湾ニューシネ…
「坊やの人形」
やっぱり線路と列車は出てくる。
奥さんの表情美しい。
サンドイッチマンの悲哀は芸人にも通じる。
あの紙ケツ穴ガサガサになりそう。
「シャオチの帽子」
しあわせコンビ
「りんごの味…
1話の侯孝賢もネオレアリズモを正統に受け継いでる感じでめちゃめちゃ良かったのだが、それ以上に2話がガチでトラウマ。ロリコンと豚足でゾワゾワさせた上にとどめの「鈴木快速炊鍋しあわせコンビ」が怖すぎ………
>>続きを読むまだまだ貧しかった60年代の
台湾。
市井の人々の日常が、せつな
かった。
みんな健気に懸命に生きている。
時代背景は戦後15年ぐらいで、
当時の日本も似たようなもの
だったかも。
現在の台湾は、…
『坊やの人形』いくら規範性に従って家族を形成しても道化師であったことから逃れられないと自覚する
『シャオチの帽子』日本製品の話は置いといて、最後があまりにも呆気なさすぎ。片方は家族に会えず、もう片…