黒柴

ファイティングシェフ〜美食オリンピックへの道〜の黒柴のレビュー・感想・評価

3.5
以前、料理の鉄人って番組が大好きで毎週観てました。制限時間内に1つの食材をテーマにいかに素材の味を生かし独創的な料理を作る番組だった。

この映画も食のオリンピックと言われるヨーロッパの大会でヨーロッパを中心とした各国のシェフが腕と味覚を競い合う。数ヶ月前から何度も何度も試作品を作り入念な打ち合わせを行い大会に挑むスペイン代表。スペイン代表のドキュメンタリーなの?と思う位、スペインしか出てこない。

料理の鉄人は制限時間1時間内に何品も作るが、本大会は鶏肉、オヒョウと言うノルゥエー産の大型のヒラメ系の魚を素材にして、いかに独創的な料理を作るかが勝敗のカギを握り、制限時間も5時間とかなり長丁場の戦いになり、各国の応援団がいる中、ライブ形式で行われているが、調理場が奥まっている為に、せっかくの調理風景も応援団には見にくいだろうなぁ(;´Д`Aもったいないと感じた。

料理の鉄人を観ていて審査員の先生の味の好みを考えて作らないと、味覚なんて人それぞれ違うから難しいと思います(^O^)
アシスタントの人と声を掛け合いながら進められ、制限時間内ギリギリに審査員の先生方に出されるスペイン代表の作品。

見た目は綺麗だがフランス代表の独創的であまりに美しい、まさに芸術と言うのが相応しい料理が運ばれてきた途端に自分も「うわー素晴らしい!」と感じ、スペイン代表も見た途端に絶句する位の完璧な見た目には圧倒されました。
残念ながら日本代表はマイノリティ賞(^ー゜)たぶん独創的な料理に与えられる賞でしょう。この映画主役のスペイン代表は9位だったけど、一生に一度でいいからフランスの一流フランス料理を食べてみたい!と思わせる映画でありました。
食の文化を大切にするフランスって素晴らしいし、日本も日本料理と言う他国には真似出来ない文化を絶やさずに守って行きたいですね♪( ´θ`)ノ
黒柴

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