kazu1961

復活の日のkazu1961のレビュー・感想・評価

復活の日(1980年製作の映画)
3.2
「復活の日」
1980/6/28公開 日本作品 2018-047
再鑑賞

小松左京原作の映画は「日本沈没」が大ヒットしましたが、本作は当時では破格の25億円の制作費をかけたよりスケールの大きい作品でしたが、興行的にはもう一つ奮いませんでした。
とにかく俳優陣がバブリー!
日本側でも草刈正雄、渡瀬恒彦、夏木勲、千葉真一、森田健作、永島敏行、緒形拳、多岐川裕美、丘みつ子などなど。
そしてロケも実際に南極ロケを行い、登場するヘリも潜水艦も全て実物。
結局巨額の宣伝費もかかり、これを機に角川作品は大作志向から脱却、後の薬師丸ひろ子らアイドル路線に切り替えました。
ストーリー展開はバブリーな反面、やや間延びした感が否めないですが、細菌兵器や核と言った世界の軍事問題に言及した部分では革新的な試みでした。1964年に書かれた小説としては随分と先の時代を反映した作品ですね。
そして、生き残った仲間たちと出会うラストシーンには感情移入できました。映画のラストシーンらしいエンディングが深作欣二監督の巧さを表現していますね。
日本映画ではラストのSF大作かもしれません。

小松左京原作のSF小説を角川春樹事務所とTBSが映画化。監督は深作欣二。主演は草刈正雄。ヒロイン役に「ロミオとジュリエット」のオリビア・ハッセー。グレン・フォード、ジョージ・ケネディ、ロバート・ヴォーンなどのハリウッドスターも出演し話題を呼んだ。音楽プロデューサーは、ジャズトランペッター、マイルス・デイビスのプロデューサーでもあったテオ・マセロ。
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