" 馬が僕らにチカラをくれた "
こういう作品は是非映画館で観たいと…
人生には幸運と不運が付き纏う。
競走馬が走れなくなると9割が殺処分される。
どんな内容でも "動物の別れ" には辛い現実がある。それが実話であれば尚の事。
そして歴史を題材にした映画は好みなのです。
サラブレッドの競走馬、シービスケットがモデル。1日のほとんどを寝転んでいる様な馬で誰も見向きもしないイカれ馬が、三冠馬を破るアメリカ競馬の殿堂に加えられた馬となって行くストーリー。
少しの怪我で命あるものを殺すことはない…
馬主が馬を見る目、それは馬も馬主を選んでいる目なんだと思う。
紅葉した森を颯爽と駆け抜ける勇姿…
そのツヤある筋肉は何ともしなやかにただ美しい。
人が走る姿とはまた違う美しさがある。
人の心の奥底を、馬が目で訴えている姿に胸が熱くなる。
そして勝負には戦略と人馬一体が大事。
ただ走っているだけでは勝てないのだ。
人と人、人と馬、ラストは馬も鼻高々の顔に思えたのです。