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サイレンサー第4弾/破壊部隊のtakのレビュー・感想・評価

3.2
"やめられない止まらない"のは某スナック菓子だけじゃなくて、タランティーノ映画も然り。紐付けで関連作についつい手が伸びる。もちろん好きな人は…ですけど。「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」で、マーゴット・ロビー演ずる女優シャロン・テートが、自分の出演作を映画館で観る場面が出てくる。その作品がこの「サイレンサー/破壊部隊」。ディーン・マーチンがプレイポーイスパイ、マット・ヘルムを演じるシリーズ第4作である。

シャロン・テートはマット・ヘルムをサポートするドジっ娘を演じている。登場シーンでいきなりパンチラ、アクションシーンにも挑む。殺害事件前、最後の出演作品とか思うと複雑な思い。

「サイレンサー」シリーズはこれで第1作以外は観た。最終作となったこの第4作は確かにお話はハチャメチャだし、ツッコミどころも満載。酒焼けしたような肌の色したディーン・マーチン は、登場からラストまでとにかくエロオヤジモード全開。女性に近づくと自身の歌がバックに流れるコメディのノリ。ほんとに腕利きスパイなの?と呆れてしまうけど、任務はやり遂げる。やるときゃやる。

この映画の見どころのひとつはアクション。この映画のアクション指導を担当したのはあのブルース・リー。しかも悪党一味の一人には「ドラゴンへの道」のクライマックスで対決するチャック・ノリスまでいるという嬉しさ。今まで観た2作目、3作目もお気楽な映画だけど、この第4作がいちばん満足度は高いかも。オシャレなタイトルバックと音楽、「そして誰もいなくなった」もお綺麗だったエルケ・ソマーや東洋系のナンシー・クワンと美女揃い。
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