イチロヲ

ゴジラ対メガロのイチロヲのレビュー・感想・評価

ゴジラ対メガロ(1973年製作の映画)
3.5
人類の核実験に反旗を翻した海底帝国が、大怪獣メガロを地上界に解き放ってしまう。万能ロボット「ジェットジャガー」の登場により、色々な意味で伝説化している、東宝ゴジラ映画第13弾。

メガロの猛攻に対抗するべく、主人公の科学者(佐々木勝彦)がジェットジャガーを発進させる。「子供向けの特撮ヒーロー路線に振り切る」というチャレンジ精神に、トリッキーな面白味が集約されている。

カブトムシ型怪獣メガロは、ピョンピョンと機敏に動きまわる姿に愛着が湧くタイプの悪役レスラー。だがしかし、怪獣同士の格闘はよりプロレス的になり、それでいて擬人化が度を超えているため、いくら怪獣プロレス好きの筆者ですら、困惑状態に陥れられる。

とにかく、ジェットジャガーのファンキーぶりに珍妙な魅力が詰まっており、すぐにでもモノマネをやりたくなる衝動に駆られてしまう。実を言うと、今現在も顔マネしながら、この文章を書いている。
イチロヲ

イチロヲ