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ゴジラ対メガロのピッコロのレビュー・感想・評価

ゴジラ対メガロ(1973年製作の映画)
2.8
ゴジラが、かわいい、かわいい!

まず、初めにフィルマのジャケ写に一言いいたい。
メガロが写ってない!

いくら不人気怪獣だからと言って、この扱いの酷さよ。
メガロって、どんな怪獣だろう?と思った方、検索してみてください。
不人気な理由がなんとなく分かるデザイン。笑
※ちなみに、ウルトラマンレオには、メガロにそっくりなカブトムシをモチーフにした"サタンビートル"という怪獣が登場します。

じゃあ、このジャケ写に写ってるのがメガロじゃなかったら、何なんだ。

ゴジラと熱い握手を交わしているウルトラマンみたいなロボット。
その名は、ジェットジャガー!

ジャケ写は巨大化した姿で、本来は人間サイズ。
青年科学者が開発したロボットで、意思を持つことにより巨大化します。
なんじゃそりゃ~な設定ですが、気にしたら負けです。
ゴジラとジャガーでパンチ、パンチ、パンチ。

本作、映画のテーマとしてはいいけど、話が面白くないって感じの作品。
繰り返される核実験で、海底人が被害を受けて地上にメガロを使って報復するというお話。あらすじは悪くない。でも、中身はボロボロ。
怪獣映画なのに、誰も興味がない、ながーいカーチェイス。
面白ければいいけど、これがつまらない。笑
さらに、予算がないのか今ままでの作品の流用だらけ。
本作には、前作の怪獣ガイガンが登場するけど、ガイガンのシーンはほとんど前作のシーンを使っている。
ただ、これは予算がないという理由だけではなくて、本作の撮影期間はなんと2週間だそうで。
それを知ると、文句が言いずらいというか、ご苦労様です。

最後に、ゴジラの可愛さが本作でついに完成します。
ジャケ写を見てもわかるとおり、かわいい。かわいい。かわいい。
大きな目がパッチリしてて、まるでアイドルみたい!

そんな可愛い昭和ゴジラもいよいよ、あと2作。
メカゴジラ(2作)で終わりを迎える。
お別れが近づいてくると、ちょっぴり寂しい気持ちになってくる。

そして、時代は・・・。
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