こめっと

プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂のこめっとのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

(原題:Prince of Persia:The Sands of Time)

ディズニーだという事を忘れて借りてきた。
面白い!と言うよりはとても私の好みだった。
ハピエンもハピエンなので、暗いのダメで元気になりたい人はバンバン観て大丈夫。
リバースものだから悪い展開になっても「最終的に時間巻き戻すんやろ?」と安心しながら観られます。(笑)

ストーリーは前半詰め込みすぎてラストシーンカッスカス。
王女は攻め入られた事を易々と許し過ぎだし(短剣の事があるにしても)。
叔父はもう少し頭を使ってよって感じだし、若さ全開の甥に剣で勝てるわけねーだろとか、主人公も折角自分だけが全てを知ってる状態で巻き戻ったんだから、もう少し頭を使って上手く陰謀を阻止したら?という感じだけどそこはディズニー。愚直な程正義に溢れた主人公がいいんでしょうね。分かりやすいしね。

3兄弟の絆が実は強い、と分かるシーンはとてもほっこりして好ましいんだけど、そこまで固い絆に至る経緯を是非ワンエピソード入れて欲しかった。
あの賢帝な父王に育てられたという事実だけで充分だろう、と言いたいのかな?

タミーナがアラムールの女王(女帝)ではなく王女なのに実質タミーナが頂点なのもちょっとわからぬ。女王にしてしまうと印象が強すぎてしまうからかな?
最初の歴史ではダスタンに嫁入り予定だったタミーナが、改編後の歴史ではダスタンを婿とりしてる所も現代ディズニーならではかな、と思った。(「攻撃は誤りだった、敵意はない、同盟として婚姻を」だったら当然婿入りだよね?)

この映画の見所は(メイキングでも言ってるけど)とにかくアクション!アクション!アクション!
ロケーションにセット、衣装!
そしてジェイクの筋肉です。💪
製作年が2010年な割にはCGに頼らず実写が多いようでとにかく「金かかってそ~!」という感じ。
回収できたのか心配になるくらい。

後日談はご想像にお任せ⭐ってのはよくある手法だけど、この映画はハピエン過ぎて、その後の幸せな世界も見たい~!って気持ちになる。

イケメンの筋肉と単純明快なヒーローストーリーが観たい時にオススメの映画。
こめっと

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